本当に癒されるためのヒント⑯「良いセラピストを選ぶ」その8

皆様、

こんにちは。

前回のポストの続きです。

前回、ネットでセラピストを選ぶ際には、思考ではなく自分の直感を大切にすることについて書きました。
私にもさまざまなセラピストの知人友人がいて、ほとんどの人が自分のHPを持っており、
どの人のサイトにも、その人の人柄が良く現れているなと思います。
もちろん、お金をかけて作ったページはすごく派手だったり、シンプルにブログが主体だったりという差はありますが、
見た目の豪華さいかんは関係なく、サイトの文章から受ける印象と本人の人となりが大きくかけ離れていることはほとんどありません。
(プロフィール写真はかなり盛っている場合もありますが・・・笑。でも私が評価するセラピストたちの場合はまずそういうことはないです)

ネットという無機質な媒体でも、目を凝らし、耳を澄ませばちゃんとその背後にある人となりが感じられるものです。
だから本当に、自分が受ける印象を大切にしてもらえばいいのですが、
あくまでも参考として(笑)、私だったらこういうセラピストは選ばないというケースを少し書いてみたいと思います。

なお、これから書くことは私が自身の長年のクライアント・セラピストとしての体験から導きだした経験則であり、
特定のセラピストやウェブサイトを批判するものではもちろんないので、その点をどうぞご承知置きくださいね。
(あくまでも私の独断と偏見です!)


私だったら選ばないセラピストの例その1:頭を使う技法が主体のセラピスト

例えば、あるカウンセラーさんのホームページに、
「お話を伺います」「考え方の癖を修正します」「一緒に考えます」などと書いてあれば、私はそのカウンセラーさんのところには行かないと思います。
改めて強調しますが、この連載のタイトルは「本当に癒されるためのヒント」です。
話を聞いてもらってすっきりしたり、問題を頭で整理したり、
助言をもらってそれを実行したりすることも、もちろん助けになると思います。
しかし、それらが根本的な癒しにつながるかというと、答えはノーです。

私も米国でユング派やナラティブセラピーのセラピストにしばらくかかっていましたし、
NPOでインターンをしていたときに、予算の関係でやむを得ず認知行動療法を使っていたこともあります。
自由連想(精神分析)とインタビューと、行動や思考の癖に取り組むことは一見どれも種類が違うようですが、
すべて頭のレベルにとどまる技法であることには変わりはありません。
そして本当の癒しは、頭の中だけでは起こりません。

そうした技法のセラピストに、それぞれの技法における力量がないというわけではなく、
単に受けてきたトレーニングと、自分が臨床で何に価値を置いているかの違いだと思います。

そして、話をするだけ、聞いてもらうだけ、アドバイスをもらうだけ、セラピストと一緒に解決を「考える」だけでは、たとえ何年セラピーにかかっても根本的に楽になることはないというのが、私の確信に満ちた独断と偏見です(笑)。


同じ意味で、「心理検査ができます」とうたっているカウンセラーのところにも、私だったら行かないです。
「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た」という本が以前ベストセラーになりましたが、
私も本当にそうだと思います。
人の精神なんてそもそも、外からテストしたり数値化したりできるものではないし、
(一部の発達検査などをのぞいて)
心理検査を用いてクライアントにセラピーをする時点で、それはそのカウンセラーが頭でセッションしているということだからです。

そもそも、検査しないと相手の状態が分からない時点で、セラピストとしての相手を見る能力に欠けていると思います。
・・・大きな声では言えませんが。

セラピストが心理検査の結果を持ってクライアントのことを「頭で」理解しようとしていたり、
その検査結果についてクライアントと話し合うことで、クライアントにも「頭で」自分の問題を理解させようとしていたりすることは、
本当の癒しにはまったくつながらないと、私は思います。



私だったら選ばないセラピストの例その2:自分のカリスマ性を全面に出しているセラピスト

世の中にはいわゆる「カリスマセラピスト」的な宣伝をしている人が結構います。
何冊も著作を出していたり、テレビに出演していたり、
予約を取るまでに何ヶ月もかかることや、海外など遠方からもクライアントが通ってくることをアピールしていたり・・・。

そういう人のところに行けば、何だかすごい癒しが起きそうでちょっとワクワクしちゃうかもしれませんが(笑)、
私はそういうセラピストにはかかりません。

何度も言いますが、セラピーの最終目的は、本人の自立なので、
セラピストは、「余人をもって代え難い」人ではダメだと、私は思います。
それに、ものすごく遠くに住んでいる人を自分のところに通わせてよしとするのは、クライアントのことを第一に考えている態度とは言えません。
「私はこんな遠方からもからもお客さんが来るくらいの優秀なセラピストなのよ!」というアピールは、宣伝としては効果的ですけれどね。

私も帰国間もない頃は、他のセラピストとのネットワークを余り持っていなかったので、
九州や本州からくるクライアントさんも積極的に受けていましたし、
そういう「優秀なセラピストアピール」をしたくてたまらなかった時期もありますが(笑)、
今では、遠方からの問い合わせがあった場合は、なるべくその地域で開業している知り合いのセラピストを紹介するようにしています。
前にも書いたように、セラピーは「続けて何ぼ」なので、
クライアントが通いやすい環境を整えることも、セラピストの仕事のひとつだと思っています。


セラピストのカリスマ性に頼らず、頭で考えすぎず、
自分の内なる癒しの力を信じて、それを引き出すためにちょっと外からの助けを借りる・・・。
セラピストは、そんな感じで使ってくださいね。
自分に合うセラピストが見つかれば、本当に頼もしい、癒しの伴走者になってくれるはずですよ。


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今日もどうぞ良い一日を。




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by premamft | 2017-02-27 06:34 | 癒し

札幌のトラウマセラピスト、藤原ちえこのブログです。日々の出来事や感じたことをつれづれなるままに書き綴っています。(当ブログはリンクフリーですが、ブログ内の記事を引用する場合はひとことお知らせいただけると幸いです) ☆2017年5月、ブログタイトルを変更しました。 プレマカウンセリングルーム


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