明るい鏡~本当のわたし、そしてあなたを映し出す

札幌のトラウマセラピスト、藤原ちえこのブログです。癒しにまつわる話、日々の出来事、宇宙のしくみ、特別養子縁組で迎えた我が子のこと等々、雑多に気まぐれに書き綴っています。(当ブログはリンクフリーです。皆様のお役に立てればとてもうれしいです) プレマカウンセリングルーム ©2007-2017 Chieko Fujiwara 

お医者様は、癒しの専門家ではない

皆様、

こんにちは。

私はトラウマ療法が専門なので、私のカウンセリングルームには、結構重い症状の方がたくさんいらっしゃいます。
(そして、前にも書きましたが、重い症状、難しい症状、珍しい症状のセラピーをするのが私は大好きです。牡羊座なのでね 笑)
こちらにいらっしゃる方の大半は、精神科や心療内科に通院中か、過去に通院歴のある方たちです。
私は初回のセラピーで必ず、病院やクリニックを受診中の方には服用中の薬をお伺いするのですが、
中には、A4の紙にびっしり3枚分、20種類くらいの薬を服用中のクライアントさんもいました。
うつや不安などの症状にも、統合失調症の治療に使われる強い薬を処方されている場合も結構あります。
そして、多くの方が薬の副作用でしびれや口の乾き、倦怠感やざわざわ感などに悩まされており、
そうした症状をお医者様に訴えると、副作用止めと称してさらに薬が増える・・・という悪循環に陥っている方も珍しくありません。

そして、お医者様から、「あなたは一生この症状と付き合わなくてはいけない」などと、絶望的な宣告をされてしまう方さえ、中にはいます。

そういうクライアントさんたちの話を聞くと、私はとても残念な気持ちになります。

・・・だって、それはですから。

お医者様の言いたいのはつまり、「この症状は私には治せません」ということです。

それは正しい。そして、そういうお医者様を責めることもできません。

何故なら、西洋医学の訓練とは所詮そういうものだからです。

一般の方はあまりご存知ないかもしれませんが、精神科医の専門は、薬の処方です。
症状を脳内の化学物質のバランスが崩れている状態と見なし、それを薬を用いて化学的に修正していくことが、精神科医療の基本です。
そうした治療は、いわゆる「対症療法」と呼ばれるもので、
本当の癒しとはほとんど関係ありません。
(もちろん、抱えている症状が急性で非常につらい場合は、緊急にそれらを緩和してくれる対症療法は非常に有効ですが)

病院へ行くと、内科、外科、循環器科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、眼科、婦人科、精神科・・・とさまざまな科に分かれているように、
西洋医学は、人間をパーツに分け、パーツごとに症状を見て、その症状に外科的に、あるいは薬を用いて対処していく医療です。

でも、それが根本的な癒しにつながることはないのです。
何故なら、普通のお医者さんが見ているのはその人の全体ではなく、パーツだからです。


ここで私が体験したケースを、ちょっと書いてみたいと思います。

私は10年ほど前、とある病気で、14時間に及ぶ大手術を受けました。
手術そのものは成功したのですが、つらかったのは術後です。

私は術後しばらくの間、身体が食べ物を受け付けず、無理に食べても吐いてしまう状態が続いていました。
普通に考えれば、14時間も全身麻酔下におかれた後に食欲があるわけがないですよね。
(しかも病院食は、こう言っちゃ何ですが全然美味しくありませんし・・・)
でも主治医は、私が食べられないでいるのを見ると、鎖骨のあたりを切開して、人工栄養のチューブをつなぎました。

そして、そのチューブのせいで、私は1週間、40度近い高熱に悩まされることになりました。

チューブにつながれているのは本当に苦しかったので、私は主治医に何度も「取って欲しい」と訴えたのですが、
答えは、「だって食べられないんでしょう?栄養が取れないと困りますから」というものでした。
(私はその後何度も断食を体験しましたし、一日一食で一年くらい生活しましたし、食べ物など1週間やそこら食べなくても全然問題ないどころか、弱っているときに食べられないのは生き物の叡智であることを知っています。でも当時は、医者に逆らうのはこの私でさえ非常に難しいことでした。しかも術後で弱っていたのでなおさらです)

その私の窮地を救ってくれたのは、看護師さんでした。

看護師さんは、どんなに手を尽くしても私の熱が下がらないのを見て不思議がり、
「ひょっとしたら、輸液が悪さをしているのではないか?」と疑い、そのことをお医者様に伝えてくれました。
そして、看護師の助言により、ようやく私のチューブは外されたのです。
(ちなみに切開をともなう輸液チューブの着脱は医師にのみ許されている医療行為だそうです)


チューブを外した途端、みるみるうちに私の体温は平熱に戻りました。
本当にほっとしましたが、1週間も人工的な高熱下に置かれたせいで、私の消耗は非常に激しく、
まるまる24時間、一睡もできませんでした。
(本当に消耗したときは、人間は眠ることすらできないのだとその時初めて知りました 笑)

あとになって、看護師さんに感謝を伝えると、
「先生は部分しか見てないけど、私たちはその人の全体を見てるからね」と言われました。

・・・本当に、病院に看護師さんがいてよかったです(涙)。
病院が医師しかいない場所だったら、今よりずっと入院患者の死亡率は高いんじゃないかと思います・・・。


ちなみに、私の主治医はとても良い方で、難しい手術を成功していただいたことには心より感謝していますが、
この体験以降、私は医者の見立てをほとんど信用しなくなりました(苦笑)。
だって、かなりの名医と思われる彼にしてこれですからね。
そしてこの私の体験は、私の主治医が個人的に悪かったから起きたのでは全然なく、
病理モデル、部分モデルが基本の西洋医学では起きてもおかしくない話だったわけです
・・・そして苦しむのは患者なのですよね・・・(号泣)。


私たちは全体であり、有機体です。
ウェブスター辞書の定義によると、有機体とは、「相互依存し従属する、互いの関係と属性がその全体としての機能に大きく左右される要素の複雑な構造」のことです。
つまり、私たちは、内蔵、筋肉、骨、血液、脳・・・などの部分の総和なのではなく、さまざまな部分が相互作用し有機的に働き、さらにはこころの動きや霊性など目に見えない要素までも含んだホリスティックな存在です。

そして、癒しは、そうした全体に働きかけるときにのみ可能なのです。


ありがたいことに、医学界でも何十年か前に「ホリスティック医学」という概念が提唱され、
人間を心、身体、スピリットすべてを含む統合的な存在とみて、その全体に働きかけようとするお医者様も増えてきました。
私も、これまでに仕事を通じてそういう素晴らしい医療者の方々と出会う機会に多く恵まれました。
今は一部の良識あるお医者様だけですが、
これから先、医学界全体がどんどんそういう方向に進んでいくだろうと私は感じています。
希望が持てますよね。


・・・では最後に、一番大切なことをお伝えしたいと思います。

本当の癒しの専門家とは、一体誰なのでしょうか?


・・・・。

・・・・。




それは、あなたです。
医療従事者やセラピストではありません。
日本ホリスティック医学協会のHPの、ホリスティック医学の定義にも、
自然治癒力を癒しの原点におく」
「患者が自ら癒し治療者は援助する」とはっきり書かれています。
治療者や援助の専門家があなたを癒すのではありません。
私たちにできるのは、癒しをサポートすることだけです。
(もちろん、癒しは一人ではできないので、そのサポートが非常に大切なのですが)

そのことをどうぞ、覚えておいてください。
そして、癒しの主導権をいわゆる「専門家」など、他の人には決して渡さないでくださいね。
(これについては、どうぞこちらの記事もお読みください)
専門家の見解と、自分の感じ方が違う場合は、自分の感じ方の方を信じるようにしましょう。
自分を癒す力は、必ず自分の中に備わっているんですから。
どんな人にでも。
もちろん、あなたにもですよ!



今日もどうぞ良い一日を。

f0150041_14082615.jpg


Facebookページ始めました。
よろしければ「いいね!」していただけると本当にうれしいです。
(フォローしていただけると、このブログの更新情報がニュースフィードに表示されます)

プレマカウンセリングルームのHPはこちらです。


[PR]
by premamft | 2017-05-10 05:07 | 癒し
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30